八重山の玄関口「南ぬ島石垣空港」を徹底攻略!
島に降り立ってから飛び立つまで、楽しい時間をたっぷり味わえる情報を紹介します。
八重山諸島の玄関口でもある南ぬ島石垣空港は、元々市街地の中にあった旧空港から移転し2013年3月に新たに開港し、東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄(那覇)・宮古・与那国・波照間・多良間との便が就航しています。また、国際線も隣接されています。(2024年3月現在は国際線閉鎖中)
南ぬ島(ぱいぬしま)は方言で「南の島」を意味します。開放感のあるターミナルビルは、八重山の旅が今まさに始まろうとしている人だけでなく、間も無く旅が終わろうとしている人にとっても、出発のギリギリまで島での思い出を残してもらえるようなサービスがぎゅっと詰まっています。
南ぬ島石垣空港
〒907-0242 沖縄県石垣市字白保1960-104-1
ターミナルビル営業時間 6:30〜22:00
公式ホームページ
屋上:展望デッキ
2階:出発ロビー・送迎デッキ・マッサージ・休憩スペース・ゲームコーナー・会議室
1階:チェックインロビー・到着ロビー・ショップ・飲食店
石垣島に「おーりとーり(いらっしゃいませ)!」到着ロビーでは、方言での歓迎の言葉と島の伝統行事豊年祭などで男性が持ち上げる旗頭が皆さんをお迎えします。
滞在中の訪問先やレジャーなどがまだ決まっていない方は、手荷物受取所を出てすぐ右手、総合案内所近くのパンフレットコーナーで石垣島にあるお店をチェックしておくのもいいでしょう。
また正面玄関を出てすぐ左手の壁には「南ぬ島石垣空港」の文字が。ちょうど文字の下に立って写真を撮れるフォトスポットとなっています。到着後すぐ撮るもよし、旅を終えた帰り際に撮るのもよし。ぜひ思い出の一枚を撮ってみてください。
石垣空港は白保地域という、島の東部に位置しており、市街地からはちょっと離れた場所に位置しています。空港から市街地までの移動方法は主に下記の通りです。
空港に到着後そのままレンタカーを借りる場合は、空港の隣にある「レンタカーステーション」にシャトルバスで移動するか、レンタカーの送迎バスで事務所まで移動するか、利用するレンタカー会社によって異なります。予約時に飛行機を降りてから受付までの指示があるので、スムーズにレンタルできるようにしっかり把握しておきましょう。
[ レンタカーの送迎バス乗り場 ]
正面玄関を出ると目の前に横断歩道があります。その横断歩道を渡った先に受付スタッフがスタンバイしていたり、レンタカー専用のバス発着場所が看板で示されています。空港の近くに事務所がある店舗もありますが、市街地にある店舗までだと送迎バスで20分ほどかかります。
[ レンタカーステーション行きシャトルバス乗り場 ]
横断歩道を渡り、左にまっすぐ行くと大型バスの駐車場があります。そこがレンタカーステーション行きのシャトルバス発着所です。バスは15分に1回ほどのペースで巡回しています。レンタカーステーションまではバスで2~3分。レンタカーステーションから市街地までは車で20分ほどです。
正面玄関を出てすぐ左手に進むとバス乗り場があります。島唯一の路線バスである「東バス」のバス停と、「カリー観光」による南ぬ島石垣空港と市街地にあるユーグレナ石垣港離島ターミナル間の直行バス(片道大人500円 小人250円)のバス停があります。どちらも予約不要で乗車が可能です。
ホテルの送迎バスをご利用の場合は、正面玄関を出て横断歩道を渡り左に直進した先、大型バスの駐車場が発着場所となります。
タクシー乗り場は正面玄関を出てすぐ右手にあります。ジャンボタクシーなどを利用する場合は事前に予約しておくようにしましょう。タクシー料金は3,000円前後です。
空港の駐車場はターミナルのすぐ目の前にあります。
・入庫〜9時間までは1時間100円
・9〜24時間までは1日1000円
以降は、上記の金額が加算されます。支払いは現金のみ。
石垣島の旅も存分に楽しんで、いざ島を離れる時。ギリギリまで楽しみたいという方に、石垣空港で「できること」をご紹介します。
あの人にお土産買ってない!あの商品買えなかった!そんな旅の終わり際の不安も、15店舗を超えるショップが入っている石垣空港ならへっちゃらです。お菓子や調味料はもちろん、八重山そばや八重山かまぼこ、石垣牛などのご当地食品も販売されています。また、石垣島だけでなく八重山諸島の島々のお土産や、ご当地キャラクターグッズ、黒真珠やミンサー織などの工芸品も手に取ることができます。街中では見つけられなかったお土産品に空港で出会うことができるなんていうこともあるかもしれません。空港限定のお土産品もあるので要チェック。
また、2022年には国際線との間にファミリーマート石垣空港ターミナル店も開店し、ちょっとした日用品やお土産物以外のドリンクやお菓子、お弁当などの購入も可能になりさらに便利になりました。
空港内にはショップの他にも、5つの飲食店が入っています。八重山そばや海鮮、石垣牛といった島ならではのしっかりご飯に加え、ドリンクやジェラートアイス・ハンバーガーなどを食べることができるため、飛行機の待ち時間や、到着の待ち時間の腹ごしらえもばっちり。ジェラートアイスは石垣島の中でも空港店限定メニューもあり、それを目的に空港に脚を運ぶ島民も多くいます。また、ロビーの一部席ではPCやスマートホンの充電をすることが可能!
沢山歩いたり、泳いだり…そうして溜まった旅の疲れを、空港で癒していきませんか。石垣空港に入ってすぐ右手にある階段・エレベーターで2階にあがると、そこには琉球マッサージのお店があります。足ツボマッサージや、ヘッドマッサージ、ハンドケアなど。旅の思い出を振り返りながら、フライトの待ち時間にゆっくり癒しの時間を過ごすことができます。
石垣空港は2階建てで、1階がチェックイン・到着ロビー、2階が出発ロビー・送迎デッキと見通しもよく分かりやすい構造になっていますが、島の人にも「知らなかった!」と言われるような穴場スポットがあります。
石垣市の市蝶にも指定されている、「オオゴマダラ」がひらひらと舞う姿を間近に観察できます。タイミングが良ければ特徴とされる金色に輝くさなぎも見ることができます。
空港に入って右手の階段やエレベーターを使い2階へ上がるとひらけた休憩スペースがあります。ガラス張りの空間に椅子とテーブルが並び、フライトの待ち時間を過ごすのにはうってつけのスポットとなっています。広い場所で荷物を広げたい、少し静かな場所で過ごしたいという方にもおすすめです。奥へ進むと、ゲームコーナー(専用両替機もあります)やPCコーナーも。※出発ロビーへ行くには一度1階に降りる必要があります。
2階休憩スペースの両サイドにはデッキへと出ることができます。外の空気が吸いたい、涼しい風の中で過ごしたい、というような方におすすめです。天気がいいと駐車場の向こう側に青い海を見渡すことができます。(開放時間 7:30〜18:00)
手荷物受取所の横をまっすぐ行くと、お手洗いや自動販売機、コインロッカーなどが設置されています。その突き当たりには駐機場の景色を堪能できるベンチが置いてあります。まるで空港で働くお仕事の見学にきたかのように、目の前で飛行機に関連するお仕事を見ることができると、子どもたちに密かに人気なスポットです。
手荷物受取所横を進んだ先にある階段やエレベーターを使い2階へと上がると、保安検査場から飛行機へと向かう人々とガラス張りになる送迎デッキへと出ることができます。多くの人々が保安検査場の前でお見送りをしていますが、送迎デッキにくると飛行機に乗る直前までお見送りをすることができます。(開放時間 7:30〜20:30)。
送迎デッキからさらに上に行くと屋上の展望デッキへと出ることができます。(手荷物受取所向かって左側からのみ)展望デッキに出ると滑走路はもちろん、海や山などの空港周辺の景観を360度ぐるっと楽しむことができます。(開放時間 7:30〜20:30)
正面入り口から入って左側にイオン銀行、右側に沖縄銀行・琉球銀行のATMが設置されています。
スマートフォンの充電器トラブルの際に大助かり。総合案内所のすぐ隣にあります。
正面入り口から入って右側、ATMの奥にあります。ケトルもあるので、ミルク用の湯沸かしをすることも可能。
正面入り口のすぐ目の前にポストがあります。
1階のロビーには子ども用の椅子も完備されています。
大きな荷物がたくさんある場合はカートを使って楽々移動!
空港を出て右、管制塔に向かって進むとあります。
空港を出て左、国際線入り口の少し手前にあり、空気入れを自由に使うことができます。
喫煙所はターミナルの正面に二箇所あります。
大(500円)中(300円)小(100円)の三パターンあります。
ショッピング、飲食、癒しや遊びがぎゅっと詰まった石垣空港。電源やWi-Fiも完備されていたり、ターミナル内にはレンタル会議室もあることから、石垣島で暮らす人の中にはお仕事をするためにわざわざ空港を訪れる人も少なくはありません。
空路の玄関口として開いている南ぬ島石垣空港。「空港」と一言で言っても、その中で過ごせる時間は多岐に渡ります。皆さんも、ぜひ各々の目的で南の島の空港を存分に楽しんでください。