島人とっておき、
石垣島ぐるっと案内コース Islander recommended course

星空ガイド・宝園博之さん

都会から島に戻って島の自然の素晴らしさを改めて感じ、八重山の星空の魅力を伝えている宝園(ほうぞの)博之さん。石垣市観光交流協会の『美ら星マイスター』の公認を受け、石垣島や小浜島で星空ガイドをつとめる。宝園さんおすすめの石垣島内の星空鑑賞スポットを教えてもらった。

国内初、国際ダークスカイ協会の『星空保護区』に暫定認定されている西表石垣国立公園。マングローブのむこうにとらえたのは冬の大三角。左よりに青く光るのが、大三角のひとつのおおいぬ座のシリウス。

名蔵湾

天の川もくっきり。星空保護区内に入る玉取崎付近の海岸。真っ暗な砂浜から南向けにぬける星空が眺められる。「世界でもトップクラスの八重山のきれいな星空をぜひ見てほしいです」

玉取崎

明け方に撮影したもの。左側でひときわ輝くのが金星。そして、大きな雲の右側にさそり座が見える。「住宅街のすぐそばでここまでの星が見られるのはすごい」

八島海岸

宮良の高台の畑のなかで見えるサトウキビ畑と天の川。高い場所でさえぎるものもないので、水平線ぎりぎりの低空の星まで見えるところがこの場所のいいところ。「星座や天の川と、月の出が同時にみられることもありますよ」

宮良牧中

中央の左よりに写っているのが星の集まり、すばる。冬を中心に、秋から春にかけて観測できる。大里集落南側の1本道は、外灯もあまりなく、車をとめてその場で満天の星が見られる。

大里

宝園博之
八重高卒業後、上京し建築を学んだ後、レコード会社の営業の仕事に就く。2012年に島に戻り、食品会社などに勤めたのち、現在は、星空ツーリズム社での星空ガイドを主軸に、『730 creative works』として広告デザイン、そして、PANA、きいやま商店、BEGINなどのCDのプロモーターなどの仕事も受け持つ。